「プレゼンテーション力向上」セミナー (2012.08.23)

株式会社トレーニングカンパニーの人気講師、荻野純子氏をお招きし、 魅力あるプレゼンテーション能力向上についてレクチャーしていただきました。

「伝え方・話し方上達のコツは、『他人から学び、聞き手から教われ』プレゼンテーションが上手な人の音声を録音して真似る、復習する。そして、聞き手の反応をじっくり観察する。自分の音声を取って確認し、声の大きさやスピードを確認ことも上達する上で必要なことですね。」

伝え方・話し方の上達には地道な努力が必要のようです。 それでは、成功するプレゼンテーションとは、どのようなもののことを言うのでしょう。

「商品を買って欲しい。契約させたい。プレゼンテーションには様々な目的があります。しかし、成功するプレゼンテーションの目的はひとつ、『聞き手にもっと聞いてみたいと思わせる』これを実現することです。」

「『もっと聞いてみたい』と思わせる魅力的なプレゼンテーションには

伝えるための重要な3つの要素
魅力的に話すための7つのコツ
プレゼン準備のために必要な5つの視点

があります。」 伝えるための重要な3つの要素のうちの2つは

論理=相手に理解してもらうために、相手の理解度、共感度を考慮して話す
感情=顔の表情、身振り、手振り この2つがそろわないと、話を理解してもらうことすらできません。
そして、相手が判断する際に重要になるのが3つ目です。
信頼・安心=言葉遣い、マナー、姿勢、過去の実績、相手への貢献の気持ち
「どんなに素晴らしいことを言っていても、横柄な態度や間違った言葉遣いでは、相手を納得させることはできません。腕を組む、ポケットに手を入れる、など、特に横柄にしようとはしていなくても、癖になってしまっているものなどは、一度チェックしてみた方がいいかもしれません。」 魅力的に話すための7つのコツは
1、 声の大きさスピード→大きく、相手に合わせたスピードで話します。
2、 抑揚と間→間を使うことで重要な単語を聴きやすくしましょう
3、 笑顔と真剣なまなざし→口角をあげると声が高くなり、聞き取りやすくなります。
4、 ボディアクションと姿勢→座って行う場合は手は机の上に置き、肩幅の範囲でアクションをすること。パンフレットなどをペンで指し示したりするのはNG(教師的態度)
5、 言葉遣い→敬語
6、 ワンセンテンス・ワンアイコンタクト→目線を時々合わせる。複数の相手との場合、メインの相手だけではなく、キチンと目線を合わせその場の空気をつくります
7、 大切なところは繰り返し反復→人はすぐ忘れるもの、重要なことは何度も言います。相手にも言わせることができたら、なお記憶に残りやすくなります。

魅力的なプレゼンテーションには事前準備がとても大事です。事前準備の際必要な5つの視点とは
1、 聞き手が誰なのかを明確にする
2、 プレゼンで相手にどうして欲しいのか目的を明確にする
3、 内容のなかで強調したいことのポイントを絞る(なるべく項目は少なく幹と葉を区分する)
4、 デメリットもきちんと伝える。→伝える際にはデメリットを先に言うこと。メリットは後にいいます。後の項目の方が強く相手に伝わるからです。
5、 フレーミングすることで印象をコントロールする。
(例)管理費を月50万削減できます→管理費を年間600万削減できます。

プレゼンテーションには、たくさんのポイントやコツがあります。しかし、実践に勝るものなし。実践し、復習することでプレゼンテーションの能力は向上していくものだと思います。

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