「サプリメントの上手な使い方」

主催:柏市消費生活センター
コロナ禍にあって細心の注意をはらい、人数を限っての二部開催となりました。参加者は地域の消費生活コーディネーターとしてボランティアで活動されている方々です。日ごろから勉強意識が高いとあって、熱心に聞き入る様子が伝わってきました。2019年の死因の第三位は「老衰」であるとのこと、講師の今川氏は「健康」は以前は目的であったが、本来は自分なりの生き方を生きるための「手段」であるはず、と説きます。サプリは薬ではなく健康を維持するものであり、その必要性も人夫々、自分に合ったものを上手にとること大切、高齢になれば多くの栄養分を摂取するための食欲も低下するので、不足した栄養分を補う利点がありカロリーも低い。「運動」「休養」も忘れずに、とのアドバイスもありました。

「サプリメントの上手なとりかた」

主催:杉並区立消費者センター
コロナ禍の中、マスク着用、ソーシャルディスタンス、換気等の措置の中、熱心な21名の方がご参加されました。内容は「平均寿命と健康寿命」 の解説から始まり、消費者がサプリメントを利用する頻度や目的などの統計も加えて、主 に栄養を補うもので、健康維持を目的に利用するものである点を解説しました。特に、サ プリメントの種類として「特定保健用食品」「栄養機能食品」「機能性表示食品」など、 特定の効果や機能性があるものもあり、自分にあったものを上手に利用することが重要で あることを強調しました。

「消費生活地域見守りサポーターの役割」

「消費者行政と連携しながらサポーターとしての見守り活動の心得」
主催:熊本市消費生活センター
 熊本市の要請を受けての講師派遣はこれで3回目となりました。回を重ねる度に、受講される皆様との距離も縮まった感じがあります。今回は3時間という長時間とあって、クイズやゲームを取り入れながら、全員で考えていただく時間を設けました。あわせて消費者力とは消費生活とは、の基本知識を踏まえて、高齢者の見守りポイントを細かく解説しました。参加された皆様は行政との連携をはかりつつ、消費者力をいかした見守り活動を通じて貢献されることを祈念いたしております。

「食生活から見る中高年のアンチエイジング」

主催 石川県消費生活支援センター
金沢市内の繁華街の香林坊から歩いて数分の場所に、閑静な県政記念しいのき迎賓館があります。本日の講師は、講演回数が増している東京農大名誉教授の中西載慶氏です。発酵食品の歴史やその有効性について、わかりやすく、ユーモアも交え、優しい口調で解説いただきました。健康に大きく関与するのが、腸内環境であることはよく知られていますが、それに大切な食物が、乳製品、食物繊維、そして発酵食品です。発酵食品のベスト6は、納豆、ヨーグルト、味噌、チーズ、酢、ぬかみそ、で、特に、納豆とヨーグルトは塩分がなく、食べ過ぎても問題がないことで、特に優れているとのことです。

また、まとめとして、元気な食卓の指針として、楽しい食事、食事・生活のリズム、食事量の調整、多様な食材でバランスをとる、自分の食生活の点検、がアンチエイジングに必要であると、実に腑に落ちる講義となりました。

「薬と健康食品の正しい知識」

主催 鈴鹿亀山消費生活センター

 ジェネリック医薬品やサプリメントの上手な利用方法は高齢者の関心事の一つですが、誤った利用方法も多くみられます。医者が処方した医薬品は、特定の患者の症状に合わせて出されたものであり、余った場合でも他人に飲ませるのは間違いです。 薬は必ずお水か白湯をコップ1杯程度で飲み、シッカリ体内で溶解させることが正しい飲み方だそうです。飲み忘れた場合でも2回分を一度に飲むことはしないように、お薬手帳は一人一冊にし、かかりつけの薬局や薬剤師を決めて、何でも気軽に相談できる関係を築くことも重要。 最後に、薬や健康食品だけに頼らず、生活習慣の改善が何よりも大切であるとの解説がありました。