「発酵食品生活のススメ」

主催 福崎町生活科学センター
 今回の講師は初登場のナチュラルフードコーディネーターの樋口明子さんです。セミナーは二部構成で、前半が講義、後半が調理実習です。講義は体内酵素や腸内細菌・乳酸菌などの働きについての科学的なことを、例をあげて分かりやすくお話いただきました。後半の調理実習では、「柑橘類の酵素ジュース」「塩麹」「玄米豆乳ヨーグルト」を作りました。中でも塩麹はすぐにその場でできるので、フランスパンにオリーブオイルと完成した塩麹を少しつけて試食しました。マーガリンなど添加物の多い加工食品とは異なり、体に優しく深い風味の味わいが印象的でした。参加された皆様が楽しそうで、お喜びいただけた様子がよくわかりました。

「最近の消費者トラブルと対処法」

主催 富山県消費者団体連絡会

 昨年2017年に引き続き、富山県消費者団体連絡会の主催で開催しました。講師の廣重氏は最新の消費者トラブルとして、「ワンクリック請求」「送りつけ商法」「原野商法」「『2年後には2倍になる』と断定的に告げる仮想通貨の勧誘」などを挙げ、それぞれの手口を紹介しました。 座学だけでなく、クーリング・オフの通知書に書くべき項目(契約年月日、販売会社名、商品名など)を学ぶため、参加者に実際に用紙に書いてもらうワークショップも実施しました。また、消費者力を活かした見守り活動の重要性にも触れました。 さらに、当日は参加者に多くのグッズもプレゼント。悪質商法への注意喚起や、トラブルの多い取引の情報を記載したクリアファイルやポケットティッシュなどを提供しました

「衣食住に関する便利な知識」

主催 霧島市消費生活センター

 センター主催による消費者啓発セミナーは定期的に行われており、毎回、役立つ内容を企画されているようで、熱心な参加者は常連の方々でした。開始前から期待が高まる様子が手に取るように分かり、グループに分かれてのワークショップも積極的に楽しまれていました。テーマは廣重氏のお得意分野で、生活に直結する身近な情報や知識がふんだんに盛り込まれています。特にクリーニングの表示が国際的なものに変更されたことや、不動産の賃貸に関する敷金や礼金、手付金などの事例、フェアトレードや食品ロスの問題は、出来るところからすぐに実践できるものです。限られた時間のではありましたが、受講者の心に響くものとなったことと思います。

「最近の消費者トラブル、消費者力を生かした見守り活動」

主催 下松市生活安全課くらしの相談室

 下松市消費者連絡会は今年で創立40周年です。当日はスターピア下松という大きな会場で記念式典があり、國井益雄市長も祝辞を述べられました。当セミナーもその中の一環として、いつにも増して熱気溢れる雰囲気の中、廣重講師の講演が行われました。テーマは消費者庁が掲げる「消費者市民社会」を担う一員として、私達が取るべき行動について、や消費者トラブルに遭わないノウハウについて、具体事例をあげてクイズ形式により分かりやすく解説しました。加えて高齢者社会に向けての見守り活動の重要性を説き、積極的な地域社会への参加を呼びかけました。

「テレビショッピングやネットショッピングで失敗しない方法~通信販売をより安全に利用するために~」

主催 佐渡市消費生活センター

 最近ではご高齢の方々も通販を利用されて、急激に売り上げが拡大しています。また、その一方で、知らぬ間に、定期購入へ導入された等、契約上の消費者トラブルも多発してい ます。そのような現状を踏まえて、安全な利用方法や上手な対処方法について、解説いただきました。ネットに不慣れな方もテレビショッピングは気軽に利用されているようで す。通販には基本、クーリング・オフ制度はありませんが、自社の規定で、それに準じる返品の規定を設けている会社もあり「返品に関する規定」を確認し、購入することが大切 であると強調しました。